コンビニフックをどうするか?

こだわりがなければ使えなくする方が良い

オプション設定などの理由で、同車種同グレードでもコンビニフックの有無は異なる場合もあります。
取り付けにはシートカバーにハサミで大きな穴を空ける勇気が必要です。

失敗が許されないからではなく、合理的な理由で『シートカバーで覆い隠して使えなくする』方が良いと考えています。
実際にご依頼者の方々に確認すると、大多数の方は「使ってない」と返答を頂きます。

理由1.開閉動作が硬くなる

車種とカバーの相性次第では開閉動作が硬くなってしまう可能性があります。

クルっと回して利用するタイプが主流ですが、取り付けたシートカバーの厚みにより、コンビニフック本体が圧迫されることで軽々とクルっと回らなくなることが多々あります。
場合によっては大人の力で「んっ!」と押し込まないとフックが出てこないほどきつくなってしまう場合もあります。

理由2.ツメが浅くて外れやすくなる時がある

自動車メーカーや車種にごとにフックの取付形状は異なるのですが、現行車種ではネジ固定するタイプは少なく「ツメ」で引っ掛けるタイプが主流です。
ツメを外す時の力加減や角度次第では、思いのほかすぐに欠けてしまい、再利用できなくなるとっても繊細な構造のものが多いです。

シートカバー装着後は、5mm程度厚くなったところに無理やりに装着することになります。
その結果、

  1. ツメの引っ掛かりが浅いことが多く、常にシートから押し出そうとする力が加えられることで、フック本体が外れやすくなってしまう可能性がある
  2. 背もたれ全体は空洞に近い部分も多いので、フックを中心に発生する放射状のしわが目立つ可能性がある

理由3.周囲に強い力を加えると危険

とても狭いすき間に加工部分の生地をわずかに挟み込んでいるため、周囲のカバーに無理矢理力を加える(お子様のキックなども)と、加工生地の末端部分が飛び出す可能性もあります。

それでもコンビニフックとしては問題なく使用できると思いますが、肝心の見た目は台無しになってしまいます。

後から外すことはできない

正しくは「簡単に外せるが、ぽっかりと大きな穴が丸見えになる」ことになります。
外さなければ良いだけですが、使用頻度が低いのであれば見た目も考慮し、無理に取り付ける必要は低いと考えています。

どうしても使用したくなったら、シートカバーをめくりあげて加工することで利用可能になります。
逆に一度加工してしまったのちに邪魔で煩わしいと感じたら、シートカバーを買い直すか、パッチワーク・当て布で隠さなければなりません。